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任意整理と個人再生の違い

借金が苦しくなってきたら、まずは個人再生の前に任意整理を考えることから始めてみてはいかがでしょうか。

任意整理とは、裁判所への申請が不要で、司法書士と債権者が直接交渉を行って借金の見直しをするというものです。

借金を本格的に減らすということには至らない可能性が高いですが、それでも人によってはかなりの減額を期待できます。近年多くなってきているものとして、過払い金の請求が挙げられます。

 

過払い金とは、金融業者やカードローン会社が一時期適用していたグレーゾーンの金利による不適正な金利分のお金のことです。

人によってその金額は異なりますが、多い人でおよそ借金の7パーセントほどのお金を余分に払っていたという計算になります。そのお金を借金に充当したり、さらには将来にかかる金利を条件付でカットするなどの処置が行えたりするのです。

 

また、個人再生と比較すると、ブラックリストには掲載されてしまいますが、官報に名前が掲載されるようなことがありません。また、裁判所を通さない手続きになりますので、細かな手間がかからず、比較的手軽に行えるというのがメリットです。

 

借金の返済に苦しくなってしまったら、いきなり自己破産を覚悟するのではなく、自分の過去に払ってきた借金に過払いはないか、あるいは自分の所持している財産を守りながら処理を進めていくための作業が任意整理や個人再生と呼ばれるものです。

 

どちらも決して楽なものではありませんが、内容に関してしっかりと理解を深め、司法書士に相談するようにしましょう。