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財産は守ったまま個人再生を行いたい場合はどうする?

お金が返せなくなってしまった…何か手続きを行いたいが、そのためには財産を失うことになる…。そんな心配事が、お金を返せなくなってしまった人たちの葛藤を生み出します。

 

せっかく幸せになるために買ったマイホームや生活の足である自動車、積み立ててきた保険など、財産とは一口に言ってもさまざまあります。それらの大きな財産を守りながら、個人再生を考える手法はないものなのでしょうか。

 

答えから言えば、個人再生は、ある程度の財産を保持しながら、借金の減額を行えるものです。つまり、財産は守ることができるのが一般的です。

 

ただし、そのためには申請者が常日頃から肝に銘じておかなければならないこともあります。それは、未払いのまま放置しておかないことです。

 

たとえば、住宅で言えば保証会社による弁済が始まってから半年放置しておくと、個人再生を申請した際、住宅を手放さなければいけなくなる可能性が高くなります。弁済してもらったからいいというわけではなく、その時点ですでにピンチを迎えているのです。

 

注意したいのは、いくら財産だとはいっても、ローン中の車両などは引き上げられてしまいます。ローン中のものは、所有者がローン会社になっており、担保と同じ状態です。いくら手元においておきたいといっても、個人再生を申請するのであれば、そこは免れません。それでも何とかしたいと考えるのであれば、任意整理や特定調停などの手法を取るのが一般的になります。

 

財産を守りたいというのは、人として当然の権利でもあります。しかし、それを行使するのであれば、それなりの手続きや準備が必要なのです。すべてを円満に解決するためにも、普段からしっかりと整理をしておくことが大切になってくるのです。