持ち家のローンと価値について

もし、個人再生を申請するにあたり、なるべく自分が買ったマイホームは守りたいというのが申請者の本音でしょう。いくらで購入したかも気になるところですが、価値の云々に関係なく、住み慣れた家を離れるというのは、大変心の痛いことです。

どの家にも必ず価値があります。もちろん、詳細の価値というのは実際に建築士などがチェックをして、不動産会社の査定などが入らないと分かりません。ただし、その地域での家の売却価格でおおよその相場を知ることができます。個人再生の申請を出す多くの人が住宅ローンを抱えており、その返済で困っていることが多いです。

そんな時、つい考えてしまうのが、ローンの残債と家の価値を比べた際に、価値の方が高かった場合、売却して残債をカバーしようというものです。

しかし、実際に購入する人もローン払いとなり、不動産店に売却でもしない限りは手元にまとまったお金を用意できるわけではありません。

実際に自分が抱えているローンの支払いもままならず、支払いが残っているのに、家は手放さなければならないという事態に陥ることもあるのです。

また、家の価値の方がローンより高かったとしても、手放さなくても個人再生の申請はできます。これにも、債権者が損をしないような減免を行わなければならないなどの細かな規則があり、詳細を司法書士がチェックしてくれるのです。

持ち家は最後まで守りたい、条件付きではありますが、そんな人たちをフォローするシステムこそ、個人再生なのです。